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ロッキンオンとかの音楽雑誌が大嫌いだ。本屋とかスタジオで見かけて、好きなバンドの名前が出てるときにはちらっと読んだりすることもあるが、基本的にはあの手の雑誌はびっくりするほどつまらない。信用できる人や興味のある人が書いた批評ならまだ読む気にもなるが、どこのだれだか知らない人が偉そうに書き散らかした駄文なんて全く読む気にならない。美術館に行って素敵な絵を見て感動してるときに、となりで「この絵はどうたらこうたらで…」っていう具合に聞きたくもない講釈を聞かされて興醒めになる感じに似ている。好きなものくらい、自分の感覚で好きなように楽しませてくれよということだ。
そんなわけだから、もっぱら音楽は好きな漫画や小説から仕入れていた。高校生の頃に聴いてた洋楽の入り口の多くは『ジョジョ』や村上春樹の小説からだったと思う。小中学生の頃は、けっこう『ろくでなしブルース』から入っていた。
『ろくでなしブルース』といえば、メンバーがそのまま出ていたことからブルーハーツとの関係が深かったが、それ以外にもちょいちょい、いろんなバンドの歌詞や曲名がそのまま使われていた。原田君の入場曲がチャック・ベリーの『ジョニーBグッド』だったり、たしか最終巻での太尊の入場曲にボブ・ディランの『ライク・ア・ローリングストーン』が使われていたり、各話のタイトルにクラッシュやピストルズの曲名が使われていたりした。そしてなにより、自分と忌野清志郎との出会いも『ろくでなしブルース』だった。
まあ、こんな文章をだらだらと書き始めたのも、清志郎さんの曲を聴いていたら、どんな場面だったかは忘れてしまったが、『ろくでなしブルース』の中に「いい事ばかりはありゃしない」の一番の歌詞がまるまる使われていたことを思い出したからだ。中学生くらいだったくせに「金が欲しくて働いて眠るだけ」って歌詞にやたら惹かれたのを今でもよく覚えている。それから15年近くが経ったわけだけど、気が付いた頃には歌詞の内容のような生活を送るようになっていた。いざその立場に置かれてみると、当時思っていたほどはネガティブな感覚がなく、意外と悪くないなという感じだ。


土屋
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